M2 MacBook Airの256GBモデルは買わない方がいいのか。

新発売のMacBook Airですが、256GBモデルについてSSDの速度低下が起きることを示唆されています。
分解のレビューにおいてSSDのチップは1つしか積まれておらず、M1のときの2チャネル(128GB*2)から1チャネル(256GB*1)に減ったことにより読み込みは約50%、書き込みは約30%遅いことがベンチマークでわかったようです。
ベンチマークはスピードテストと同様に特殊な利用環境上での実行速度を測るものですが、それは実際の体感と大きく乖離する可能性があるものの、YouTuberやブロガーの間ではベンチマークの結果から、512GBモデルを強く推す傾向にあるように思います。

今回、私もM2MacBook Airを購入するに伴い、パフォーマンスを懸念し512GBを狙っていました。
しかしながら、AppleStoreでスタッフの人の意見を聞く中であまり気にしないで良いのではという結論に至り、8GB/256GBの吊るしモデルを購入しました。
本当にM2 MacBook Airの256GBモデルは買わない方がいいのでしょうか。

結論

結論として、動画編集しながら、Photoshopを動かし、ブラウザでタブを何十枚も開くような使い方をする人以外はそこまで気にする必要はないと考えています。

AppleStoreのスタッフから言われたこと

Apple Storeのスタッフに「どのような用途で使っているのか」と聞かれました。
MacではウェブブラウジングのほかにSNSなどの利用や、時々Photoshopなどで修正をしたり、
1日30分程度ParallelsDesktopでWindowsを操作していることを伝えると、
この程度の使い方なら、8GB/256GBモデルで十分であるとの回答が速攻で来ました。

256GBのSSDが遅いと話題になっていることに触れると、
「ベンチマークでたとえ数字として計測されたとしてもそれを実使用において体感することは難しい。
私は、自分はあなたの使い方では、512GBではなく256GBでいいと思っている。

なぜならば、あなたはデータをローカルではなくクラウド上に保存するようにしているため、
半分の128GBも使い切れていないから。
512GBとの差額で外付けSSDを買った方がいい。」と言われました。

ストアのスタッフさんからはそのほかにもアドバイスを受けました。

SSDの容量は半分を切ると重くなりやすいため、半分を意識して使うと良い。

これは、iCloudの「Macストレージの最適化」にある程度頼っても良いようです。

また、右クリックしたものから「ダウンロードしたものを削除」でも空き容量を空けることが可能です。

削除されるとiCloud上にはデータが残り、Macからは削除されます。 Finderでは雲に下矢印のアイコンが表示されます。

結果として256GBでも十分だと考えるようになりました。

ベンチマークの結果が体感に結びつかない。

話題になっているSSD問題は、ベンチマークなどの特殊な環境下や、ハードにこき下ろす使い方をした場合にのみ再現できるものであり、実際の体験においてユーザーがそれを再現するのは難しいものです。

実際に256GBモデルを使ってみたところ、
私の使い方では、ParallelsDesktopを使うときにディスクへの負荷は大きくなるくらいで、
大容量のファイルを書き出したり読み込んだりすることはありませんので、
そのため、SSDの速度が下がったことを体感することはできませんでした。
むしろめちゃくちゃ早くなったと感動しています。

さいごに

YouTuberのレビューは一般ユーザーの体感を再現することはできません。
あの人たちは超特殊な使い方をしていますから。

レビューやベンチマークに流されずうまい買い物をしたいと考えるようになりました。