Windows ServerでiCloudを使う方法。
Amazon WorkSpacesや各種クラウドサービスで利用できるWindowsはServer系OSですよね。
それは、Microsoftのライセンスの問題が大きいのですが、、、
クライアントPCを持ちたくない私は、リモートデスクトップでWindowsを使う時には、Server系OSを使うしかできません。そこである壁にぶち当たりました。
Contents
Windows Server 2016にiCloudがインストールできない
Appleのエコシステムにどっぷり使っている私は、WindowsでもiCloudを利用できる事が必須なのです。
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110240/E5572E64-41C6-4ECE-A01B-A29A02059EE3.jpeg)
その為、Windows ServerでもiCloudを使いたいのですが、iCloudを普通にインストールするとこのようなエラーが出てインストールができないのです。
インストーラーでOSを識別していることが原因ですが、Server系OSもクライアントOSとしての役割を果たすことができますから、今回はこれを回避してインストールすることにします。
今回、このサイトを参考にしました。 https://rianjs.net/2014/02/icloud-control-panel-on-windows-server
①必要なソフトウェアをそろえインストールする
必要なソフトウェアを揃えることにします。必要なものは次の3つです。
- 7-ZIP (EXEファイルの中身を開けるため)
- SuperOrca (MSIファイルの中身を編集するため)
- iCloudのインストーラー
7ーZIPとSuperOrcaはコンピュータにインストールしておきます。
②7ーZIPで必要なファイルを抽出する
iCloudSetup.exeを右クリックし、7-ZIP>Open archiveと開きます。
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110319/94B58C12-DB04-4D5F-815B-4A6D2CD64596-1024x676.jpeg)
EXEファイルの中身が表示されるので、次の3つのファイルを適当なディレクトリに移動します。
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110343/A06981F7-F9A0-4051-809A-3FFD2DEAEC3C-1024x576.jpeg)
- AppleApplicationSupport.msi
- Bonjour64.msi
- iCloud64.msi
OSが64bitであっても、AppleApplicationSupport64.msiではなく、AppleApplicationSupport.msiを使ってください。
③SuperOrcaでMSIファイルを編集する
!この作業が大事です!
SuperOrcaでiCloud64.msiを開きます。
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110417/D2E76500-925C-4EE6-92C0-84C85ED8DD7A-1024x560.jpeg)
「LaunchCondition」テーブルを探して、右クリックメニューから、「Drop Table」を選択し削除します。
自動保存ですので、そのまま✖️ボタンで閉じてください。
ここから先は順番が大事です。
④Bonjour64.msiをインストールする
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110439/1AD7D1B9-7D80-45B8-A1C4-39E9BD67270D.jpeg)
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110500/B26EA2D9-CE7F-4CF9-93DE-AF9EB1858375.jpeg)
⑤AppleApplicationSupport.msiをインストールする
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110523/B7B3D66B-BAEB-4958-8CBF-E2406BE88DE0.jpeg)
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110701/3530BF7D-AD5D-46CD-BD98-413C773007A4.jpeg)
⑥iCloud64.msiをインストールする
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110721/6B4E0E17-EF8B-4730-9FE6-66C96E27171F.jpeg)
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110748/8573059E-C121-447E-AD4D-C6ABFEC67D76.jpeg)
再起動したらiCloudが使えるようになっているはずです。
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110901/F52BDB61-00C0-42AC-95A8-C86317B920BB.jpeg)
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110920/CC52BC67-16FB-450E-9160-545E1FF364F3-1024x622.jpeg)
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110939/BB2110D5-BCBA-4A6E-9EDC-05CEEE32392A-1024x130.jpeg)
![](https://cdn.skri.gr.jp/2021/11/11110958/DF8CF715-7C7B-4D6B-ACD1-C7CF2A315758-1024x957.jpeg)
さいごに
なぜOSで制御をしているのかわかりませんが、サーバ系OSでも iCloudを利用することができます。
アップデートなどの時にどのような動きになるのかはわかりませんが、現時点では正常動作しています。