完全クラウド環境!TrueNASでTime Machineを構築④

前回までで、TrueNASのインストールが完了しました。
今回はTrueNASの初期設定とTime Machineのセッティングをしましょう。

1、TrueNASのウェブインターフェースにアクセスする

起動直後のコンソール画面はこのようになっています。

ウェブインターフェースにアクセスしてみましょう。
httpから始まるアドレスをブラウザに入力してください。

ユーザー名とパスワードは次の通りです。

ユーザー名root
パスワードインストール時に設定したPW

2、環境設定

左側のメニューから設定を行います。

①タイムゾーンの設定
 [System→General] TimezoneをAsia/Tokyoへ変更

②NTPサーバ
 [System→NTP Servers] ntp.its.ne.jpを設定

③Time Machine用のユーザーとユーザーグループの作成
 [Accounts→Groups] Time Machine専用のグループを作ります。

 [Accounts→Users] Time Machine専用のグループを作ります。
 PrimaryGroupを先に追加したTime Machine用のグループにするのを忘れずに。

④ホスト名の設定
 [Network→Global Configuration] Hostnameを修正しましょう。

⑤記憶域の設定
 [Storage→Pool] 記憶域を追加しましょう。

Available Disksにチェックを入れて、右矢印でData VDevsに移動します。

データが消えるか大丈夫か聞いてきますので、問題なければForceにチェックを入れます。
ディスクが初期化されます。

⑥Time Machineボリュームを作成します。
 [Sharing→SMB]

Pathは⑤で作成した記憶域を選択。 Purposeは「Multi-protcol(NFSv3/SMB)shares」を選んでください。

Advanced Optionをクリックすると項目が増えますので、Time Machineにチェックを入れる。

3、Macの設定

1、システム環境設定から「Time Machine」をクリックします。

2、「バックアップディスクを選択」をクリック

3、⑥で作成したボリュームが見えているはずです。

ログイン情報を入力する

Time Machineを使うことができるようになりました。

TrueNASでのTime Machineボリュームの作成が完了しました。
クラウド環境のため、バックアップに時間が要しますが、Macのバックアップがこれで実現できたことになります。

今回で「完全クラウド環境!TrueNASでTime Machineを構築」は最終回となります。
ご不明点ございましたら、お問い合わせフォームからお願いします。