完全クラウド環境!TrueNASでTime Machineを構築②
前回は、さくらのVPSのコントロールパネルでスイッチの追加をするところまで実施しました。
今回は、スイッチをVPSに接続し、IDCFクラウド上のVPNゲートウェイに拠点間接続します。
VPSにスイッチを接続する(さくら側)
VPSのネットワークインターフェイスのeth1に先ほど追加したスイッチを設定します。
追加作業は電源を落とした状態でのみ実施することができるので、注意です。
1、サーバを選択する
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-9.png)
稼働中の場合には、シャットダウンしてください。
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-10.png)
2、シャットダウンされていたら、「各種設定」→「ネットワーク設定」をクリック
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/名称未設定.png)
3、eth1のプルダウンを先ほど追加したスイッチに変更して「接続先を変更する」とクリックし確定
Softetherでネットワークインターフェイスをブリッジする(さくら側)
VPSにネットワークインターフェイスが追加されました。
Softetherでも利用できるようにローカルブリッジを設定します。
1、さくらのVPS側のSoftetherサーバの設定画面を開き、「ローカルブリッジ設定」を押下します。
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-12-1024x437.png)
仮想HUBはIDCFクラウド側のSoftetherサーバにつなげるものを選択
LANカードはeth1に相当するものを選択し、「ローカルブリッジを追加」をクリック
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-13-1024x83.png)
ローカルブリッジが追加された。
カスケード接続の設定(さくら側)
IDCFクラウド側へさくらのVPS側から拠点間接続をします。
カスケード接続となるため、L2接続です。
1、先ほどローカルブリッジを追加した仮想HUBの管理画面を表示
2、「カスケード接続の管理」をクリック
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-14-1024x717.png)
3、「新規作成」をクリックし、設定情報を追加
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-15-1024x799.png)
接続設定名 | 任意 |
ホスト名 | IDCFクラウド側のIPアドレス |
ポート名 | IDCFクラウド側のポート |
仮想HUB名 | IDCFクラウド側の仮想HUB名 |
ユーザー名 | 初回で設定したユーザー名 |
パスワード | 設定したパスワード |
4、設定したら「OK」で確定
5、下部の「オンライン」ボタンで有効化する
![](https://www.its.ne.jp/ja/wp-content/uploads/2020/12/image-16.png)
6、状態が「オンライン(接続済み)」となれば成功
続きは次回
今回は、IDCFクラウドとさくらのVPSを拠点間接続しました。
これで、IDCFクラウドからさくらのVPSまでLANケーブルが伸びてきたイメージです。
次回は、とうとうTrueNASのセットアップをします。