宿泊税(福岡市)の使い道を調べてみた。

福岡県って、ホテルなどに宿泊した際「宿泊税」というものが徴収されます。
ホテル暮らし500日くらいになっていますから、10万円くらいは徴収されている計算になるのですが、これがなんに使われているか気にしたことがありませんでした。
ちょっと福岡市のHPなどから調べてみることにします。

宿泊税とは、どのような税金なのか

宿泊税とは、市内のホテルや旅館、民泊などに宿泊する場合に、宿泊者に対して課税される税ということで、2020年4月から開始されたものになります。

なぜ導入されたかについては、HPにきさいがありました。

福岡市は九州のゲートウェイ都市として、ハード・ソフト施策の両面から、観光・ビジネス客の受入環境の整備を行っており、今後も、増加する観光客と市民生活の調和を図りつつ、より多くの観光客を呼び込み、九州全体の活性化につなげていく必要があります。

https://www.city.fukuoka.lg.jp/zaisei/zeisei/life/syukuqa.html

要するに、インバウンド客や、国内のビジネス客のために空港や新幹線駅や公衆Wi-Fiなどの整備を行うために設けられた税金のようです。

税率は、宿泊者1人1泊につき、以下のとおり。

  • 宿泊料金2万円未満 200円(うち県税50円)
  • 宿泊料金2万円以上 500円(うち県税50円)

どのように使われたのか。

令和2年度の事業報告書が開示されていましたので、それをもとに確認していきましょう。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/90374/1/R2syukuhakuzei_houkoku.pdf?20211203100608

宿泊施設側の改善

新型コロナ対策としての物品が多いようです。
アクリルパーテーションや、サーマルカメラなど。
カードクリーナーなどと言うものもあるんですね!

観光地の整備

北崎や、志賀島の整備に使われたようです。

エレベータ、エスカレーターの整備

福岡市営地下鉄博多駅の筑紫口側のエスカレーターは、博多駅コンコースまで上がらずに途中までしかエスカレーターがありませんでした。
上まで上がるためには、途中から手で持って上がるか、離れたところにあるエレベータまで行く必要があり、不便だったのです。
昨年、直通で繋がるようになり利便性が上がりましたね、これも宿泊税で賄っていたんですね。

Fukuoka City Wi-Fiの整備

福岡市美術館や博物館、アジア美術館や地下鉄駅に公衆無線LANの整備をおこなったようです。

約7億の税収入

条例で使徒を限定されているため、市民の生活に直接還元される税金であることには間違いないようです。

ちゃんと使われていて安心した。