定期検診行ってきました!私の(過去の)病気のこと。

先日、定期検診に行ってきました。
結果は、異常なし。 一安心です。
本記事では、私の病気について触れておきます。 今は何もないのでね。

以前、以下のツイートを行いました。(現在、山口さんはお亡くなりになっております。お悔やみ申し上げます。)

「過去に大量に輸血を受けた」と書きましたが、私が過去に患っていた病気によって受けたものになります。
それは、「再生不良性貧血」という病気です。

再生不良性貧血とは

再生不良性貧血とは、血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する病気のことです。
血液中の成分に、白血球とか、赤血球。血小板があるというのは、理科や生物の授業で学ぶと思いますが、それぞれ寿命があります。
白血球は数時間から数日、血小板は約10日、赤血球は約120日というように。

本来であれば、寿命が来る前に骨髄の中で新しい血球が生産されて供給されるのですが、それがうまくいかずに作られない(作られにくく)なる病気です。

国の指定難病に指定されているので、病態の詳細は以下のURLからご覧ください。
https://www.nanbyou.or.jp/entry/106

発覚〜治療

この病気になったことが分かったのは、
私が高専在学中に受けた健康診断で指摘されたことでした。
健康診断の結果が返ってきて、血球の項目で「要精密検査」となっていたことから、病院を受診したことがきっかけです。
私の場合、stage 3でした。

再生不良性貧血の重症度基準

stage 1軽 症下記以外
stage 2中等症以下の2項目以上を満たす

網赤血球  60,000/μl未満
好中球    1,000/μl未満
血小板   50,000/μl未満
stage 3やや重症以下の2項目以上を満たし、定期的な赤血球輸血を必要とする

網赤血球  60,000/μl未満
好中球    1,000/μl未満
血小板   50,000/μl未満
stage 4重 症以下の2項目以上を満たす

網赤血球  20,000/μl未満
好中球     500/μl未満
血小板   20,000/μl未満
stage 5最重症好中球 200/μl未満に加えて、以下の1項目以上を満たす

網赤血球  20,000/μl未満
血小板   20,000/μl未満
注1 定期的な赤血球輸血とは毎月2単位以上の輸血が必要なときを指す。
注2 この基準は平成10(1998)年度に設定された5段階基準を修正したものである。

即座に学校は休学。入院となり、白血球が少なかったので、感染症にかかりやすいという理由から差し入れに制限がつけられたり、面会に制限がついたりとつらかった記憶があります。
ずいぶん前のことなので、もうあまり記憶にありませんが、「マルク」と言われる、骨髄に針を刺して中身を抜いて生検するという検査方法があるのですが、局所麻酔があるとはいえ痛かった記憶は強く残っています。
また、支持療法として赤血球の輸血や血小板の輸血などをしていただきました。

輸血がないと血球の維持ができないため、生命に支障が出ていたと思います。
2008年の冬に献血にご協力くださった方、ありがとうございました。
幸いにも身内にHLA合致があったため、骨髄移植を受け、現在も生きています。

さいごに

私から言えることは、健康診断は必ず受けてください。ということ。
そして、健康診断の結果は真剣に受け止めてください。
これで分かる病気は多いですし、早期発見ができるかもしれません。

また、もしよろしければ、献血のご協力をお願いします。
私も協力したいところなのですが、一度でも輸血を受けたことがある場合、輸血の安全性を保証できなくなるので協力することができないのです。

献血は愛だ、と言われますが、違います。 献血は命そのものなのです。
→ https://www.jrc.or.jp/donation/