中古ドメインを購入することの意味を考えてみました。

中古ドメインとは、過去に誰かが取得・利用していたドメインを再利用することをいいます。
その名の通り、「中古」のドメインです。
SEO効果を高める手段の一つとして中古ドメインを検討される方もいらっしゃるかと思いますが、良い中古ドメイン、悪い中古ドメインがあるため見極めが必要です。
まずは、中古ドメインでSEOを成功させるポイントについて解説します。

まずは、被リンクの量と質を幹分けましょう。
被リンクとは、あなたのサイトのリンクが外部のWeb サイトに貼られることです。
検索エンジンは、検索順位を決める要素の一つとして良質な被リンクの数や質を指標としています。
これは、良質なコンテンツなら多くの人が紹介、引用するだろうという考えがもとになっています。

被リンクの質が良いかどうかチェックするには、良質なWebサイトから「自然な」かたちでリンクが貼られているかが重要です。
例えば、同じサイトやページから何十個もリンクが貼られていたら、Google等の検索エンジンは不自然に思うでしょう。
結果、ペナルティを受け、順位が圏外になってしまう可能性もあります。

また、悪質なサイトと評価されてしまうとGoogleから手動でペナルティを受けてしまう場合があります。
手動によるペナルティを受けると、そのサイトの一部または全てがGoogleの検索結果に表示されなくなってしまいます。

もし、購入した中古ドメインがペナルティを受けた可能性があるのでしたら、ガイドラインに沿って新たなサイトに置き換わったことをGoogleに伝える必要があります。いわゆる、「再審査リクエスト」を行います。

再審査リクエストとは、手動でGoogleからペナルティを受けた場合やセキュリティの問題があった場合、Googleから通知された問題を解決した後に、再度サイトの審査依頼をリクエストすることです。そうすることで、ペナルティが解除されます。

ただし、再審査リクエストをしても数日から1週間程解除に時間がかかります。

中古ドメインでSEOを成功させる【アクセス中古ドメイン】

中古ドメインのメリット

中古ドメインには主に下記3つのメリットがあります。

・過去のサイト評価を引き継ぐことができるかもしれない

・Google等の検索エンジンに早くインデックスされるかもしれない

・新規ドメインより検索結果に反映されるスピードが早いかもしれない

特に、大きなメリットは被リンクがサイトについていることです。
新規ドメインでは、サイトをリリースしてからすぐに被リンクがつくことは時間がかかりますが、中古ドメインなら良質な被リンクがもらえる状態でサイトをスタートすることができます。
そのことで、早くあなたのサイトが検索結果に反映される可能性があります。

中古ドメインのデメリット

先述しましたが、Googleから手動でペナルティを受けているドメインがあります。
また、中古ドメインにはすぐに順位がつくものもあれば、新規ドメインと同等、もしくはそれ以下の評価を受けているものもあります。
ですので、必ずしも中古ドメインが効果的なSEO対策というわけではないのです。

中古ドメインでSEOを成功させる【アクセス中古ドメイン】

中古ドメインだけ使っても検索上位にはならない

Googleは、中古ドメインさえ使えば有利にならないようにしている、と語ったことがあります。

中古ドメインだから検索順位が高い、というケースが目につくかもしれませんが、Googleは決して中古ドメインだけが理由で検索順位を上げているのではないそうです。
あくまで、検索順位を決めるアルゴリズムの要素の一つにドメインパワーがあるものの、重要視しているのは「コンテンツ」の質なので、新規ドメイン・中古ドメインということばかりに神経質にならないで、コンテンツを磨いたほうが近道のようです。

まとめ

今回は、中古ドメインの基本的な情報やメリット・デメリットについて解説しました。
ドメインはもちろん大事ですが、「良質な」コンテンツをつくることが一番堅実な方法です。
良質なコンテンツも定義が難しいですが、ユーザーになりきって、どのような情報や文章が喜ばれるか追求していくことが重要になっていくでしょう。